こんにちは!ヒロです。
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今日ご紹介するボードゲームは、小学生の匠君が、1年生の時の夏休みの自由研究として作成した拡大再生産ゲームとのこと!
初めて聞いた時は、簡単なパズルゲームやカードゲームかな、と思っていたのですが、緻密に作られた中量級拡大再生産ゲームみたい。
幼少期からヨタくんにボドゲをしこんできた俺としては、小学生でしっかりしたボドゲを作るのはかなり難しいことがわかります。
調べたところ、本作はワンダーラボ社が主催する小学校低学年~大人までが遊べるトイのアイディアを競う「STEAM Toy Contest 2021」にて、「キッズクリエイター賞」を受賞した作品。
こういう素敵な試みを実施しているワンダーラボ社も素晴らしいし、このしっかりした賞を獲得した匠くんのボドゲデザイナーとしての能力に感動し、購入。
俺は、ボドゲを愛する日本人として、クニツィア氏、ウヴェローゼンベルク氏、フリーゼ氏、ルチアーニ氏、フェルト氏などの、世界的ボドゲデザイナーと並ぶ日本人デザイナーが将来たくさん現れてくれることを願ってなりません。
頑張れ匠くん!
さて、どんなゲームでしょうか?
レッツプレイ!
タクミズー(TAKUMI ZOO)
・所要時間:30分
・プレイ人数: 1人~4人
ゲームの内容
<テーマ>
動物園を整備し、動物を飼って、動物園を拡大していく拡大再生産ゲーム。
<ゲームの流れ>
- 全12ラウンド制。
- 各ラウンドは下記4フェイズで構成。
- フェイズ1
収益を得る:
個人ボード上の動物に記載されているリンゴと、ボーナスリンゴチップのリンゴを合計し、そのリンゴの数(=人気度)に応じた数のコインを獲得する。
- フェイズ2
土地を開拓する:
土地タイルの山札から1枚引いて、個人ボード上の動物園に配置する。
既に配置されたタイルに隣接するように配置する必要あり。
土地タイルは、草原、森、岩、水の4種類。タイルによっては特殊効果があるものも。
- フェイズ3
動物を戻す:
個人ボード上の動物をストックに戻してコインを獲得する。
- フェイズ4
動物を飼う:
コインを支払ってストックから動物を獲得して個人ボード上の飼育可能なタイル上に置く。
動物ごとに、配置できる土地の種類とタイル枚数が決まっている。
- 12ラウンド終了時にゲーム終了。
- 個人ボード上の動物の得点、ボーナスリンゴチップの得点、個人ボード上のマスを土地タイルで全て埋めたボーナス、余ったコインに応じた得点を合計し、総得点の高い人の勝ち。
感想
●妻
このボードゲームを作れるのは、ボドゲへの愛を感じるなぁ。
絵柄も凄く可愛いし、普通に面白い中量級ゲームだね。
匠君すごい!
●ヨタくん(8歳の息子)
楽しい!!
動物の絵も可愛いし、動物を頑張って集めるとどんどんお金がもらえてパワーアップしていくのがいいね!
同じレベルの動物を4つ集めたらボーナスをもらえるんだけど、かなり難しくてなかなかできない、、。
●自分
これはよく練り上げられた完成度の高いゲームです。
ポップで可愛いコンポーネントの雰囲気と裏腹に、厳しいリソース管理と、先を見越した土地タイル・動物の入手が求められ続けます。
拡大再生産ゲームにあり勝ちな、ガンガン得点が伸びてやることがないレベルまで到達して間延びする、ということがなく、頑張ってけどもう少しやりようがあったから次また頑張りたい! と思えるような収束性があります。
中量級ゲームゆえに、土地タイルと動物の種類が限られているため、ずっと繰り返し遊ぶには物足りなさがあるものの、もう少しタイルと動物の種類や効果を増やし、個人ボードを大きくして、拡張とかを出したら、リプレイ性の高い高レベルの重ゲーになりそうなポテンシャルを感じました。
お見事!
総合評価
- 総合評価:7
- 独創性:6
- わかりやすさ:7
- システム洗練度:8
- 間延び感の低さ(起伏):8
- リプレイ性:6
- コンポーネントの魅力:7
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):6
- テーマ再現性:7
- 戦術の幅:7
- ドキドキわくわく感:7
- 手番ごとの成長感:7
- 攻撃性の低さ:7
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