アトランティスの時代(The Age of Atlantis)

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今日ご紹介するゲームは、ポセイドンや神獣のコマがひたすら目を惹く作品です。

ゲームシステムも、個人ボードの技術ツリーを強化していくエンジンビルドの拡大再生産式で、他プレイヤーとの戦いではなく、共通の外敵との戦いのシステムとのこと。
つまるところ、あの名作「サイズ(大鎌戦役)」に似たコンポーネントとルールで、お互いへの攻撃がないバージョン?

サイズは本当に素敵なゲームだけど、相互攻撃NGに我が家には馴染まなかった心の片隅にシコリの残る名作。。
これは、もしかするとハマるぞ、、。と、購入決定!



アトランティスの時代(The Age of Atlantis)

【中古】ボードゲーム エイジ・オブ・アトランティス 日本語版 (The Age of Atlantis)

・所要時間:90分
・プレイ人数: 1人~4人

ゲーム内容

  • 各プレイヤーは、「派閥ボード」と「神獣ボード」をランダムな組み合わせで選択し、該当色のコマ類を受け取る。
  • ゲームは3つの時代で構成。
    各時代には複数の目標が用意されていて、全プレイヤーの合計達成数が指定の数を超えたら次の時代に移る。
  • 各時代では、時代移行条件を満たすまで、ラウンドを繰り返す。
  • 各ラウンドは、「メインアクション」「アトランティスの施し」「士気チェック」「目標チェック」「ワーカーの士気回復」「敵軍の侵攻」「ポセイドンの怒りチェック」「ポセイドンの祝福地チェック」「敵軍・アイテムカード配置」「スタープレイヤー変更」の順で進行。

「メインアクション」:

  • 手番順に、ワーカーを1つ中央ボードに派遣し、下記いずれかのアクションを行う。
    • 農民をアトランティス民に変える(ポセイドンスペース)
    • 恩恵レベルを上げる(ポセイドンスペース)
    • その地区の資源(魚、木材、オリハルコンのいずれか)を2つ獲得(都市/郊外)
    • 敵軍を攻撃(郊外で敵軍カードのあるスペース)
      敵の体力を上回るダメージを与えたら撃破して、その敵軍カードを獲得。
    • 建物を建てる(都市/郊外)
      建物は5種類。
      それぞれ建てるのに必要な資源と、使える能力が異なる。
    • 建物の能力を発動する(建物があるスペース)
      建物の能力は、農民をストックから1つ追加、資源を5つ獲得、隣接スペースの敵軍を攻撃、神獣の配置、など、建物に応じて様々。
      能力によっては資源が必要なものもある。
    • 建物の能力を上げる = 研究する (建物があるスペース)
      資源を支払って、個人ボード上の研究スペースに自分のキューブを配置。
    • 神獣アクションを行う(自分の神獣がいるスペース)
      神獣アクションは、移動、攻撃、資源収集、特殊行動のいずれか。
  • ワーカーは農民とアトランティス民の2種。
  • ワーカーには3段階の士気があり、アクション後に士気を1段階下げることで、追加アクションが可能。
  • また、毎ラウンドポセイドンが指差す祝福地が設定され、その領域でアクションを行うと2回アクションができる。
  • 中央ボードは、ポセイドンスペース、都市部、郊外(アトランティス民のみ入れる)の3種。
    都市と郊外は、獲得資源により、大きく3つの地区に分かれている。

「アトランティスの施し」:
中央ボードからワーカーを手元に戻す。
勝利点が一番高いプレイヤー以外は、全員ワーカーのうち1つの士気を一段回UPさせる。

「士気チェック」:
全プレイヤー、指揮が最低レベルのワーカーの数分、恩恵レベルを下げる。

「目標チェック」:
各時代の目標を1項目ずつ確認し、達成しているプレイヤーは自分のキューブを配置し、勝利点を獲得。

「ワーカーの士気回復」:
全プレイヤー、保有する全ワーカーの士気レベルを1段階UP。

「敵軍の侵攻」:
中央ボード上に残っている敵軍カードとアイテムカードを1スペースずつ中央に進める。
勧めた結果、建物があるスペースや都市部に敵軍カードが入ってしまったら、その領域の全ての建物/神獣が撤去され、全プレイヤーマイナス3勝利点。

「ポセイドンの怒りチェック」:
恩恵レベルがポセイドンの怒り領域まで下がっているプレイヤーがいた場合、マイナス10勝利点を受けた上に、次のラウンドは祝福地でのアクションが自分だけできない。

「ポセイドンの祝福地チェック」:
ダイスを降って、次のラウンドの祝福地を決める。

「敵軍・アイテムカード配置」:
ダイスを降って、敵軍・アイテムカードを中央ボードの郊外に配置。時代ごとに配置枚数が変わる。

「スタープレイヤー変更」:
時計回りで次のプレイヤーにスタートプレイヤーマーカーを渡す。
その後、次のラウンドへ。

  • 以上を繰り返し、時代3の目標達成数が指定の数を超えたラウンドでゲーム終了。
  • 最後に、恩恵ゲージの位置に応じたボーナス点を加算し、総得点が高い人の勝ち。



感想

●妻
面白いわこれ。
慣れてくるとサクサク進むし、どんどん拡大再生産していくから、思ったより早く終わる感覚。
実際は2時間やってるんだけど、そう感じさせない没入感がある凄いゲーム。

●ゆづ(10歳の娘)
すごい楽しい!
私は神獣の中だとケンタウルスが格好良くて好き。
建物をたくさん建てられる一族で何回も遊んだから、今度は違う一族もやってみたいな。

●ヨタくん(7歳の息子)
ヨタくん、これ一番好きかも、、、。
神獣がめっちゃカッコイイし、どんどんパワーアップしていく感じもワクワクする。
ヨタくんの神獣は、同じエリアの敵をいっぺん倒せるカッコイイやつなので、そればっかやっちゃって点数低いの。

●自分
久しぶりにビビっと痺れた重ゲーです。
コンポーネントがとにかく格好良くて、準備している時からアドレナリン出まくりーの心臓高鳴りまくりーの。
要素が多めなので全てを把握するのにそれなりに時間がかかったけど、全ての要素が絶妙に絡んでいて見通しが良い美しいシステム。
少し遊ぶだけで、ルールがすっと入ってきます。
ゲーム序盤で一体目の神獣を召喚した時の高揚感がこれまたすごくて、みんな目がキラッキラのバッキバキ。
このリアル物体のかっこ良さで興奮できるのはボードゲームの醍醐味。

ゲーム後半になるとバカスカと大量得点が入ってくるようになって、最高に楽しい。
そして、そんな最高潮の気分の中、いきなりゲームが終わってしまいます。
「もっとこれがやりたかったー!」 と、適度な後悔と名残惜しさを与えてくれます。

神獣と派閥ボードの組み合わせが何パターンもあるので、リプレイ性も高い。
かなり完成度の高い傑作だと思います。
拡張でてくれないかな。テーマとシステム的には拡張がでそうなタイプなんだけど、噂によると拡張はでなそうとのこと。
誰か作ってくれー。



総合評価

  • 総合評価:9
  • 独創性:9
  • わかりやすさ:8
  • システム洗練度:9
  • 間延び感の低さ(起伏):9
  • リプレイ性:9
  • コンポーネントの魅力:10
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):8
  • テーマ再現性:9
  • 戦術の幅:9
  • ドキドキわくわく感:9
  • 手番ごとの成長感:9
  • 攻撃性の低さ:8
  • 10歳児と本気で遊べる度:9
  • 6歳児も楽しそう度:9

~Fin~

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