ウェルカム・トゥ・ザ・ムーン(Welcome to the Moon)

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今日ご紹介するボードゲームは、紙ペンゲームの最高峰と言われている「ウェルカム・トゥ」シリーズの第3弾「ウェルカムトゥザムーン」です。

このウェルカムトゥシリーズですが、「ウェルカム・トゥ」は1950年代の住宅、「ニュー・ラスベガス」は1960年代のカジノ、「ウェルカム・トゥ・ザ・ムーン」は1970年代の人類の月への進出がテーマとなっているようです。
とうとう月にまで行くという壮大な物語が描かれていますが、いずれも唸らされるような紙ペンゲームだと、今回遊んでみて改めて確信しました。

ということで、早速レビューいってみましょう。



ウェルカムトゥザムーン(Welcome to the Moon

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・所要時間:30分前後
・プレイ人数: 1~6人

<ゲームの流れ>

  • 基本的には、各プレイヤーは個人ボードをの各列のマスに、左から昇順(数字が大きくなるように)で数字を書く。

  • 表に数字、裏に能力が書かれたカードを使用。
    これらのカードをシャッフルし、3つの山札にして数字面を上に中央に置く。
    3つの山札から1枚ずつ能力面を上にして、カードをその山札の横に取り出して置く。
    これにより、山札一番上の数字面と能力面のセットが3つ出来る。
    全プレイヤーは、同時に中央の3つのセットを見て、その中から一つを選び、その数字と能力に該当するチェックを個人ボードに書き込む。

  • 能力は、エネルギー、水、植物、ロボット、宇宙飛行士、カレンダーなどがあり、少しずつルールや終了条件が異なる以下8パターンで遊べる。

<8パターンの超絶ざっくりな特徴は以下>

  1. 打ち上げ:
    「住めなくなった地球から急いで脱出する」というコンセプト。
    シンプルな入門編。
    150点分のロケットアイコンを一番最初に獲得したプレイヤーが勝利。
  2. 航路:
    「月を目指す」というコンセプト。
    数字を書き込めるのは1列しかなく、しかも36マスあるので、途中で「区切る」ということをしなければならない。
  3. コロニー:
    「月に到着した人類はコロニーの建設を始める」というコンセプト。
    「数字は左から右にかけて昇順」というものに加えて、「下から上にかけても昇順」にしなければならない。
  4. 鉱山:
    「月の資源を掘り起こして、工場を稼働させる」というコンセプト。
    縦列(3マス)を完成することでようやく資源を獲得できるようになる。
  5. ドーム:
    「ビルとドームを建設する」というコンセプト。
    4つあるビルのそれぞれ地上1階または、地下1階から数字を記入し、そこに上下隣接するところにしか数字を記入できない。
  6. ウイルス:
    「コロニー内でパンデミック発生」というコンセプト。
    ウイルスが拡散すると、その区画内を1マス書き込めないように塗りつぶし、さらに、隣接するすべての区画に感染が拡大していく。(書き込めないマスが増える)
  7. 脱出:
    「さらに月をも脱出することになる」というコンセプト。
    最初は、1番下の段(地上と接続した部分)しか数字を書き込むことができない。
  8. 戦い:
    「居住可能な惑星が発見されたが、そこをめぐって人類同士の戦いが発生する」というコンセプト。
    2人で共有のボードを使う。
    最終的には全員で競うが、両隣とエリアマジョリティが発生し、それが得点に反映される。



●ヨタくん(9歳の息子)
同じカードを使ってやるけど、それぞれやり方が全然違うから面白い。
同じボドゲだけど、人によって、強いやつと弱いやつに分かれてて、ヨタ君は1シート目が得意だよ。

●夫
紙ペンゲームの中でも世界的にも上位と伺ってますが、その名に恥じない、隙のない紙ペンゲームだと思う。
一つのシステムを軸に、ちょっとしたルール変更を加えることで8つの違うゲームを遊んでいるようなプレイ感を与えてくれます。
8つのゲームそれぞれが頭の違う部分を使うような印象で、人によってこのシートが好き、みたいな好みも出てくるんじゃないかと思う。我が家では、普通に遊んでたけど、キャンペーンモードのような総合的に1~8までやるというモードは、さらに面白いと思うので、時間を見つけてチャレンジします。

●自分
うわーこれは面白いわ。
8つとも少しずつルールが変わるけど、なるほどねというものばかりで、ルールを聞いただけで凄くワクワクする。
根本のルールはほとんど同じだからすぐに馴染むし、こんだけバリエーションがあると飽きないよね。

一方で、話のストーリーはどんどん絶望に変わっていき、人間って、、、っていう複雑な気持ちになるね。
とにかく、ガンシュンクレバーも大好き過ぎるけど、これも良い!

紙ペンゲームの最高峰と呼ばれるのも納得。
薄っぺらい言葉にはなっちゃうけど、、、
本当におすすめです!



  • 総合評価:9
  • 独創性:9
  • わかりやすさ:8
  • システム洗練度:9
  • 間延び感の低さ(起伏):9
  • リプレイ性:9
  • コンポーネントの魅力:8
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):9
  • テーマ再現性:9
  • 戦術の幅:8
  • ドキドキわくわく感:9
  • 手番ごとの成長感:8
  • 攻撃性の低さ:9
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~Fin~

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