バススティッヒ(Was Sticht)

・所要時間:60分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)

ゲーム概要

オーソドックスなマストフォローのトリックテイキングカードゲーム!
ただし、「各プレイヤーが独自に選んだ目標の達成を狙う」ところと「カードは配布されるのではなく自分で選んでとるところ」普通と異なる。

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  • まず最初に、様々な目標チップの中から順番に3枚ずつ選んでとる。
    目標は「トリックを1回もとらない」「最後のトリックをとる」「1回も赤カードの入ったトリックをとらない」などなど。
  • カードは1~9の4色の合計36枚。
    それとは別に、「色」切り札カードと「数字」切り札カードがある。
  • 各ラウンドの最初に、親だけが今回のラウンドの色切り札カードと数字切り札カードを確認する。
    その後、全てカードを表向きに4×9で並べ、親から順番に各列4枚の中から1枚ずつカードをとって手札に加えていく。
    全員が1枚ずつその際、切り札を知っている親は、今とったカードをとった順番でプレイした場合誰がトリックをとるかを全員に伝える。
    親以外のプレイヤーはこれをヒントにどれが切り札を予測。
    その後、先ほど最初にとった人の左隣の人から次の列のカードを同様に選んでとっていき、親が誰がトリックをとるかを伝える。
    これ9回繰り返して9回の手札が完成。
  • 手札が完成したら、親は切り札を公開。
    その後、各プレイヤーは自分の未達成の目標チップから1枚を選んで一斉に公開。
    今回達成すべき目標が決まる。
    親は目標チップを出さず、他プレイヤーの目標チップのいずれかを達成し、かつそのプレイヤーが未達成だった場合に親の達成となる。
    各プレイヤーの目標が決まったらゲームスタート。
  • 通常の切り札ありマスとフォローのトリックを9回行ってラウンド終了。
    とったトリックが目標を満たしているプレイヤーは目標チップを達成済として裏向きにできる。
  • いずれかのプレイヤーが規定枚数の目標を達成したらそのプレイヤーの勝ち。
    同じラウンドで複数プレイヤーが指定枚数の目標を達成した場合、達成した目標の難易度合計が高い方が勝ち。



感想

2020年当時
●妻
これは面白い。
手札がランダムじゃないから完全に実力勝負だね。
トリックテイキングゲームははずれがないけど、スカルキングと並んで面白いゲームだと思う。

●ゆづ(8歳の娘)
楽しかった!
どれが切り札なのか予想してカードを選ぶのが面白いね!

●ヨタくん(4歳の息子)
楽しい!
でも、どれが切り札か当てるのがちょっと難しかった!

●自分
かなり面白かったです。
トリックテイキングはやはり切り札ありのマストフォローが楽しいなぁ。

このゲームは、目標と手札もある程度自分で選べるので、運よりも実力の割合が高くなってより玄人向けな感じがします。

スカルキングが、ラウンドごとに手札がどんどん増えて後半に向けてワクワク度が増していく加速感が魅力なのに対し、バススティッヒはゲームを通して平坦かつ粛々と進むので、パーティーゲームというよりトリテ大好き人間同士の真剣勝負用だと思います。

プレイ時間が長いのもトリテ玄人には逆にうれしい要素。



総合評価

  • 総合評価:7
  • 独創性:8
  • わかりやすさ:7
  • システム洗練度:8
  • 間延び感の低さ(起伏):7
  • リプレイ性:8
  • コンポーネントの魅力:5
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):9
  • テーマ再現性:5
  • 戦術の幅:7
  • ドキドキわくわく感:8
  • 手番ごとの成長感:7
  • 攻撃性の低さ:6
  • 8歳児と本気で遊べる度:7
  • 4歳児も楽しそう度:7
  • 備考:トリテの楽しさを骨の髄まで感じられる、トリテの究極系の1つと言えるでしょう。

~Fin~

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